海の現在地OCEAN CONTEXT
ブルーエコノミーを知る

海に関わる仕事と研究を探す

誰が、どこで、何に取り組んでいるのか。気になる活動の概要から、方法や公式資料へ進めます。

取り組みを探す

活動の概要を読み、気になる取り組みの方法や公式情報を確認できます。

15 / 15 掲載事例

団体・公的機関 · 日本・東京湾

市民・企業と進めるアマモ場再生

東京湾UMIプロジェクト / Tokyo Bay UMI Project

情報確認:2026-09-19

海草藻場地域参加

国土交通省が紹介する、NPO、市民、企業が協働するアマモ場再生の取り組みです。

方法と確認したい点
取り組みの方法
種の採取、選別、苗床づくり、播種、移植などに年間を通して取り組みます。
確かめたい問い
再生後の定着状況、継続的な観測、地域の参加体制。
公式情報を見る国土交通省 / MLIT

団体・公的機関 · 各国・国際協力

海洋・沿岸資源の持続的な利用を支援

World Bank / PROBLUE

情報確認:2026-09-19

政策・資金水産業

世界銀行が管理する複数ドナーの信託基金です。海洋・沿岸資源の持続的で統合的な開発を支援します。

方法と確認したい点
取り組みの方法
公式サイトに政策支援、養殖、廃棄物管理、沿岸の自然を活用した対策などの報告を掲載しています。
確かめたい問い
支援対象、事業期間、報告された成果と測定方法。
公式情報を見るWorld Bank

企業 · ナミビア・リューデリッツ

沖合のジャイアントケルプ養殖

Kelp Blue

情報確認:2026-09-18

海藻養殖地域産業

沖合でジャイアントケルプを育て、上部だけを収穫して農業向け製品などに加工する事業です。

方法と確認したい点
取り組みの方法
海中の養殖設備と陸上の加工を組み合わせ、継続的に収穫できる生産モデルを試しています。
確かめたい問い
生態系への影響、炭素の貯留期間、地域に残る雇用と利益はどう測られる?
公式情報を見るKelp Blue

企業 · バハマ・グランドバハマ島ほか

陸上型のサンゴ養殖と再生

Coral Vita

情報確認:2026-09-18

サンゴ礁環境教育

陸上施設で在来サンゴを育て、損傷した礁へ移植する再生事業。施設は地域の学びの場にもなっています。

方法と確認したい点
取り組みの方法
サンゴの育成、耐性の検討、現地への移植、観察を一連の工程として運用します。
確かめたい問い
移植後の生存率や遺伝的多様性を、長期的にどう追跡している?
公式情報を見るCoral Vita

企業 · 欧州・アジアなど

再生可能エネルギーと生物多様性

Ørsted

情報確認:2026-09-18

洋上風力生物多様性

洋上風力などの事業で、影響の回避・低減・再生を評価する枠組みと、藻場や礁の実証を進めています。

方法と確認したい点
取り組みの方法
事業の計画段階から生物多様性を測り、地域・研究機関との実証結果を次の計画に反映します。
確かめたい問い
企業が掲げる「ネットポジティブ」は、基準値と追加性を含めて独立に検証できる?
公式情報を見るØrsted

企業 · 日本・シンガポール

養殖を支えるデジタル技術

UMITRON

情報確認:2026-09-18

養殖データ活用

給餌や魚の状態把握にデータ技術を取り入れ、生産者の判断と持続可能な養殖を支える企業です。

方法と確認したい点
取り組みの方法
生産現場の経験とセンサー・ソフトウェアを組み合わせ、餌や飼育管理の改善を図ります。
確かめたい問い
飼料、魚の健康、海底への負荷を含む環境成果を、どの指標で比較できる?
公式情報を見るUMITRON

団体・公的機関 · 世界

海上活動を可視化する公開プラットフォーム

Global Fishing Watch

情報確認:2026-09-18

漁業オープンデータ

衛星、船舶情報、機械学習を使い、漁業を含む海上活動を地図やデータとして公開しています。

方法と確認したい点
取り組みの方法
船舶の動きと複数のデータを解析し、研究、監視、海洋空間計画に使える形で提供します。
確かめたい問い
小型船などデータに映りにくい活動や、誤判定の不確実性をどう補う?
公式情報を見るGlobal Fishing Watch

団体・公的機関 · アジア・中南米・カリブ海など

河川から海へ流れるごみを止める

The Ocean Cleanup

情報確認:2026-09-18

海洋ごみ資源循環

河川ごとの条件に合わせた装置で浮遊ごみを回収し、地域の廃棄物管理とつなぐ活動です。

方法と確認したい点
取り組みの方法
水流や航行を考慮して装置を選び、行政・現地運営者と回収後の処理まで設計します。
確かめたい問い
回収量だけでなく、使い捨てプラスチックの発生源削減につながっている?
公式情報を見るThe Ocean Cleanup

団体・公的機関 · 日本

Jブルークレジットと沿岸再生

Japan Blue Economy Association

情報確認:2026-09-18

ブルーカーボン資金循環

藻場などが吸収・貯留したCO₂を評価し、過去の実績にもとづいてクレジットを認証する制度を運営しています。

方法と確認したい点
取り組みの方法
科学・技術・社会・経済の方法を結び、第三者委員会の審議を経て沿岸活動の価値を資金につなげます。
確かめたい問い
炭素以外の生物多様性や地域便益を、二重計上せずどう評価する?
公式情報を見るJBE

研究者 · カナダ・世界

世界の漁獲量を再構築する研究

Daniel Pauly / Sea Around Us

情報確認:2026-09-18

水産資源データ

公式統計だけでは捉えにくい漁獲も含め、各国・地域の漁業の長期変化を推計し公開する研究プロジェクトです。

方法と確認したい点
取り組みの方法
統計、文献、現地知識などを統合して漁獲データを再構築し、政策研究に使える形で公開します。
確かめたい問い
推計の不確実性や地域ごとのデータ品質は、利用者に十分伝わっている?
公式情報を見るUniversity of British Columbia

研究者 · 世界の沿岸・外洋

科学・映像・政策を結ぶ海洋保護

Enric Sala / Pristine Seas

情報確認:2026-09-18

海洋保護区科学発信

探査と生態調査、映像、経済分析を組み合わせ、地域社会や政府による海洋保護区づくりを支援します。

方法と確認したい点
取り組みの方法
研究成果を映像と政策提言に翻訳し、地域・先住民族・政府との協働で保護につなげます。
確かめたい問い
保護区の指定後も、地域の権利と管理能力、資金を長期に支えられる?
公式情報を見るNational Geographic Society

研究者 · 米国の沿岸都市

沿岸都市のための海洋・気候政策

Ayana Elizabeth Johnson / Urban Ocean Lab

情報確認:2026-09-18

気候適応公正な政策

海洋生物学と政策、都市計画、デザインを横断し、沿岸都市が使える気候対策の枠組みを提案しています。

方法と確認したい点
取り組みの方法
自治体や地域団体と政策ツールをつくり、地域の実践を将来の制度設計へつなげます。
確かめたい問い
適応投資は、移転や再開発の負担を受けやすい住民の声を中心に置いている?
公式情報を見るUrban Ocean Lab

団体・公的機関 · ケニア・ガジ湾

地域主導のマングローブ保全と炭素資金

Mikoko Pamoja Community / ACES

情報確認:2026-09-18

ブルーカーボン地域主導

地域組織がマングローブの保全・再生と炭素クレジットによる資金調達を結び、地域の活動や便益に還元する仕組みです。

方法と確認したい点
取り組みの方法
森林の測定・管理、クレジット販売、地域での資金利用を一つの運営モデルとして組み合わせます。
確かめたい問い
炭素量、長期的な生態系成果、意思決定、利益配分を独立資料からも確認できる?
公式情報を見るACES — Community-led projects

団体・公的機関 · コロンビア・シスパタ湾

シスパタ湾のマングローブ保全

Vida Manglar

情報確認:2026-09-18

マングローブ炭素市場

地域のマングローブ管理とブルーカーボンの資金を結ぶプログラムです。政府・実施主体の報告と、認証・検証資料を分けて読む必要があります。

方法と確認したい点
取り組みの方法
保全区域の管理、地域参加、炭素量の算定、認証を組み合わせています。
確かめたい問い
基準値、追加性、検証期間、クレジット収入の地域還元はどの資料で追跡できる?
公式情報を見るColombia Ministry of Environment

団体・公的機関 · 26か国以上

地域参加型の海草藻場モニタリング

Seagrass-Watch

情報確認:2026-09-18

海草藻場市民科学

地域の参加者と研究者が共通手法で海草藻場を繰り返し観測し、長期的な状態変化を把握する国際ネットワークです。

方法と確認したい点
取り組みの方法
現地研修、定点・トランセクト調査、写真、品質管理を組み合わせ、管理判断に使えるデータを蓄積します。
確かめたい問い
地域ごとの観測能力と継続資金を確保しつつ、方法の違いとデータ品質をどう伝える?
公式情報を見るSeagrass-Watch

研究・政策の資料を探す

ブルーカーボンの測定から海洋政策まで、分野別に資料を整理しています。概要と、読む際の注意点を確認できます。

22 件の知識テーマ

22件中 6件を表示

知見が蓄積国際的な指針研究途上論点・不確実性あり
ブルーカーボン国際的な指針

日本のブルーカーボン生態系

国内の解説は海草・海藻、干潟・湿地、マングローブを扱います。海草と海藻の違いも確認できます。

情報確認:2026-09-19

読むときの要点

国際的な対象範囲と国内の制度を区別する。

一次資料を読む環境省 / Ministry of the Environment, Japan · Overview
ブルーカーボン国際的な指針

Jブルークレジットの公式資料

制度の説明、申請手引き、認証記録、購入・保有に関する案内をまとめた公式窓口です。

情報確認:2026-09-19

読むときの要点

申請や購入の条件は公式の最新版で確認する。

一次資料を読むJBE — J-Blue Credit · Scheme portal
基礎・全体像知見が蓄積

「海洋経済」と「持続可能なブルーエコノミー」

海に関わる経済活動の規模と、海の健全性・公平性を守る経済のあり方は同じではありません。産業範囲、付加価値、基準年を確認して数字を比較します。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

「市場が大きい」ことと「持続可能である」ことを分けて読む。

一次資料を読むOECD — The Ocean Economy to 2050 · 2025
基礎・全体像知見が蓄積

海・沿岸生態系と気候リスク

温暖化、海面上昇、酸素減少、酸性化などは、生態系と沿岸の暮らしに複合的に作用します。地域の対策だけでは抑えられない地球規模の排出削減も前提です。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

単一の解決策ではなく、複数のストレスと適応限界を見る。

一次資料を読むIPCC AR6 WGII — Chapter 3 · 2022
ブルーカーボン知見が蓄積

確立した沿岸ブルーカーボン

国際的に中核とされるのは、マングローブ、潮汐・塩性湿地、海草藻場です。植物体だけでなく土壌・堆積物に長く蓄えられる炭素が重要です。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

海草(seagrass)と海藻(seaweed)を混同しない。

一次資料を読むUNESCO-IOC — Blue Carbon · Current overview
ブルーカーボン国際的な指針

炭素ストック・吸収・排出回避の数え方

現在蓄えられている量、毎年の正味吸収、劣化を防いだことで避けられる排出は別の指標です。国の温室効果ガス算定指針と、個別クレジットの認証も同じではありません。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

何を、どの期間・境界・基準値で数えたかを確認する。

一次資料を読むIPCC — 2013 Wetlands Supplement · 2013
ブルーカーボン知見が蓄積

再生だけでなく、まず損失を防ぐ

失われた湿地の炭素は短期間では完全に戻らない場合があります。既存生態系の保全、再生、海面上昇に伴う移動空間の確保を組み合わせます。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

植栽本数より、生態系全体の残存・回復と長期観測を見る。

一次資料を読むIPCC AR6 WGIII — Chapter 7 · 2022
ブルーカーボン論点・不確実性あり

海藻・鯨・外洋の炭素は研究途上

海藻、プランクトン、魚類・鯨類による炭素循環は重要な研究分野ですが、長期貯留量と人が管理できる範囲には合意が十分ではありません。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

「育てた量」と「大気から長期に除去した量」を同一視しない。

一次資料を読むIPCC AR6 WGII — Box 3.4 · 2022
ブルーカーボン研究途上

海洋CO₂除去(mCDR)

海洋アルカリ化や海藻を含む手法は、正味除去量、貯留期間、追加性、生態系影響、観測方法を検証する段階です。沿岸湿地の保全と同じ確度では扱えません。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

研究、実証、商用クレジットを明確に区別する。

一次資料を読むNOAA — Marine Carbon Dioxide Removal · Current research programme
ブルーカーボン国際的な指針

高品質なブルーカーボンと地域の利益

追加性、継続性、漏出、測定・検証だけでなく、地域の権利、参加、利益配分、生物多様性を一体で考える実践指針です。独立した認証制度ではありません。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

クレジット価格だけでなく、意思決定と利益の行き先を見る。

一次資料を読むORRAA — High-Quality Blue Carbon · 2024
食・漁業国際的な指針

持続可能な養殖と水産食料システム

養殖・漁業は食料と雇用を支える一方、飼料、水質、疾病、生息地、労働、利益配分を含む管理が必要です。「養殖だから持続可能」とは限りません。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

生産量だけでなく、環境・栄養・暮らしの成果を比較する。

一次資料を読むFAO — Guidelines for Sustainable Aquaculture · 2025
食・漁業国際的な指針

小規模漁業、人権、ジェンダー

小規模漁業は食料・雇用・文化を支えます。資源管理だけでなく、土地・漁場への権利、女性を含む労働、意思決定への参加を扱う人権ベースの視点が必要です。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

誰の知識が使われ、誰が決定に参加できるかを見る。

一次資料を読むFAO — Small-Scale Fisheries Guidelines · Current implementation
基礎・全体像知見が蓄積

海洋酸性化と複合ストレス

海が大気中CO₂を取り込むことで海水の化学が変化します。温暖化や低酸素化、地域の汚染と重なり、生態系や養殖・漁業への影響が地域ごとに異なります。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

酸性化を温暖化と同義にせず、地域観測と生物影響を確認する。

一次資料を読むNOAA — Ocean Acidification · Current overview
産業・技術国際的な指針

国際海運の脱炭素

船体効率、運航、港湾、燃料のライフサイクル排出、安全性、燃料供給を一体で考える転換です。新燃料は上流排出や地域負担まで評価する必要があります。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

燃料名ではなく、ライフサイクル全体と公正な移行を見る。

一次資料を読むIMO — 2023 GHG Strategy · 2023
政策・権利国際的な指針

海洋空間計画(MSP)

漁業、保全、エネルギー、航行、文化利用などが重なる海域で、将来像と利用配分を話し合う仕組みです。地図作成だけでなく参加、公平性、累積影響が重要です。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

計画の範囲より、参加者・権利・実施後の見直しを見る。

一次資料を読むUNESCO-IOC — Marine Spatial Planning · 2021 guide
政策・権利国際的な指針

30×30と効果的で公正な保全

2030年までの面積目標には、効果的な管理、生態学的代表性、接続性、公正な統治、先住民族・地域社会の権利も含まれます。面積だけでは達成を判断できません。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

指定面積と、実際の生態系・社会的成果を分けて確認する。

一次資料を読むConvention on Biological Diversity — Target 3 · 2022 framework
政策・権利国際的な指針

公海の生物多様性:BBNJ協定

2026年に発効した協定は、国の管轄を越える海域で、海洋遺伝資源と利益配分、区域型管理、環境影響評価、能力構築・技術移転を扱います。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

保護区だけでなく、利益配分と技術格差も見る。

一次資料を読むUnited Nations — BBNJ Agreement · In force 17 January 2026
観測・金融知見が蓄積

海の変化を測る共通変数

水温、酸素、無機炭素、海草、マングローブ、魚類、海洋ごみなど、海の状態と社会的便益を追うための「必須海洋変数」が国際的に整理されています。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

短期の成果写真ではなく、比較可能な方法で継続観測されているかを見る。

一次資料を読むGlobal Ocean Observing System — EOVs · Current framework
観測・金融国際的な指針

ブルーファイナンスの判断原則

投融資・保険では、法令順守だけでなく、予防原則、累積影響、透明性、地域の暮らし、科学的根拠を判断に組み込む国際原則があります。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

資金の名称ではなく、除外基準・影響評価・報告を確認する。

一次資料を読むUNEP FI — Sustainable Blue Economy Finance Principles · 2018–current
観測・金融論点・不確実性あり

クレジット方法論は更新され続ける

潮汐湿地・海草再生の方法論は、追加性、漏出、土壌炭素、海面上昇による非永続リスクなどを扱います。方法論への適合は、あらゆる便益の保証ではありません。

情報確認:2026-09-18

読むときの要点

適用版、登録状況、検証報告、地域セーフガードを個別に確認する。

一次資料を読むVerra — VM0033 · v2.1; methodology updates continue

表示は資料の性格を示します。「研究途上」「論点あり」は価値がないという意味ではなく、効果の断定やクレジット化に追加の検証が必要であることを示します。 確認日:2026年9月18日